ぜん breathVII

空間の風景 2

毎年この秋の展示会になると、眠っていた人形や新しい住人たちがこの空間にやってくる。七度目の今回、住人たちに顔と表情があたえられた。皆微笑んだ表情を見て「お地蔵さんみたい」という声も。
入口を入ってすぐに立つ少女。踊るように見える人もいれば、ウエディングドレスの花嫁に見る人もいた。
釣りをする父と寄り添う子の姿。この親子は空間の中でも異質な存在だった。

着物を着て帽子をかぶる父親は時代を感じさせたようだ。子供の表情は作者のお気に入り。

父親と子供の表情は幸福に満ちているかな?右は釣れた魚。
亀に乗った子供。

浦島太郎説もありました。

亀は意外と人気者に…。

なぜか詩人と呼ばれた住人。もの想いにふける顔をしていたのでしょうか?
詩人の横に立つ子供はなぜか老けた顔になってしまった。未来のあなたの顔だと言う人もいました。

     子供の姿で、未来の姿ということ…?

その背後にいる動物は?皆が聞く。

「カワウソ」「ふ〜ん…」て会話。

お尻がカワイイとの声もいただいた。

よく見るとカワウソは魚をくわえている。すでに絶滅した種であることは御存じの通り。昨年来て今年も来て遊んでいった小学生のMちゃんとのこんな会話。

私「カワウソは絶滅したんだよ」M「知ってるよ」私「よく知ってるね。じゃあ河童は?」M「いないよそんなの」私「あれ、河童はいるよ。知らないんだ。うちじゃ昔飼ってたんだよ」M「え!?」私「じゃあ、サンタクロースは?」M「サンタさんはいるよ」私「会ったことあるの?」M「ないけど、○○ちゃんがクリスマスに手紙書いたらプレゼントがちゃんと来たから」私「じゃあ、Mちゃんもそれでプレゼントもらった?手紙書いたんだ」M「書いたけど…無理ですって返事が来たの」

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