ぜん breath V

空間の背景…

入口正面の背景はお馴染みになったカラフルなもの。手前は親子の住人。壁の台紙には昨年はロウで線を描いたが今年はクレヨンで描きました。油性のクレヨンは見事に絵の具と墨をはじいてくれました。

上右のアップの左下には制作中に飼い猫の足跡が…。

入って右手壁(上と左)。

クレヨンで線を無造作に描いた紙に赤ワイン、墨、カラーインクの順で描いていく。

上と右は入口左手前壁のもの。クレヨンの後、緑茶を摺り砕いた粉、墨、カラーインクの順で描いたもの。手前に妊婦の住人。右の打ち付けた手形もあちこちに見られる。下の奥壁も同じ。
入口左向かいの壁も赤ワインと同じもの。

赤ワインのは赤系。緑茶は緑系の背景となった。

空間奥の壁下に一枚のござを敷いておいた。椅子として作った落ち葉を貼り込んだ木製のものは、時に机となり子供たちの憩いの場になりました。以前使った土足可の文字も置いておいた。あちこちに置いた椅子に座る訪問者たちが空間をそれぞれに創りだしてもらえたでしょうか。

偶然訪れた初老の男性が壁を見つめてこう語っていました。

「私は顕微鏡の仕事にたずさわっているのですが、この壁の絵というか模様を眺めていますと、顕微鏡で覗いた人間の細胞にそっくりなんです。ちょうど色素で染めた細胞と同じように見えましてね。」

人はそれぞれ皆、何を見て、何を感じて、この今を存在しているのでしょうか。

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